_ …違うか。
_ ベヨネッタの体験版をダウンロード。もちろんPS3版ですよ。
うーん、いいゲームですね。いやっちゅー程派手ですし、EASYだと適当にボタン押しててもごり押しでサクサク進むし、主人公たるベヨネッタねーさんは上から下まで何とも言えないですし(笑)。まあ、誕生日だし、買うか。てか、おっさんになっても誕生日とか言ってるしなぁ。まあ、メガドライブの発売日だったり、何故かゲーム関連はこの日に発売されたものが多かったりするので、そういう星の下に生まれついてるんですよ。それに、今年もトロがお祝いしてくれるのが楽しみだ。週刊化直前でよかったのかどうかわかりませんけどね。
_ で、改めて、ベヨネッタのネットでの評判を見てみると… ほうほう、360版に比べてそんなに劣ってるんですか。
知らぬが仏、というか、目が肥えてない、というか、PS3版でも十分楽しいんですけどね。
フレームレート? ガタガタは脳内で画像補完できる能力を長年のプレイで手に入れたロートルゲーマーですし、あの体験版レベルならまったく問題はありません。むしろ、おっさんゲーマーにはちとスローになってくれるぐらいの方がやさしくなって結果的にありがたかったりして。
グラフィック? あの体験版でなんか問題あるの? わからん。
何か演出が360版に対して抜け落ちてる? ああ、それはもったいないかもしれませんね。ただ、純粋なアクションとしての演出だけなら、なくなっても「そんなもんか」ですけど。もちろんストーリーに関わって来ると大問題ですが、はてさて、どうなることでしょうか。
_ この「ベヨネッタ」という作品、カプコンの開発者集団が起こした「プラチナゲームズ」という会社が作成して、だいぶ前に既に完成していたものだそうですね、360用として。で、ここからがセガの斜め上なところで、単なるパブリッシャー契約だけでなく、セガ自身が「PS3への移植」を行なったとか。
正直言って作りにくいPS3への、発売前ソフトの移植。で、案の定うるさ方からは格好のけなされっぷり。なんか怒ってる人までいますが、そう、これがセガなんだよ。知らなかったの?
カプコン時代からのプラチナゲームズのシンパなら、堂々とオリジナルである360版を買いたまえ。そして、オリジナルであるがゆえの、PS3では決して味わえないであろう、至高のひと時をたっぷりと味わうがいい。だが、セガフリークを自称するものだけは、決して迷うことなかれ。にっこり笑顔で「PS3移植版」を手にしよう。何も気にすることはない。プレイし終わったあと、「ああ、セガだ」と、一言つぶやくだけでいい(笑)。これだけで納得できないなら、金輪際セガのゲームには手を出さない方がいい。
_ 「戦場のヴァルキュリア」が売れると、当然次回作もPS3だと思っていると、まさかのPSP。PS3は作りにくいからなぁ、と思ってると、龍が如くは毎年リリース。なんでやねん。
じゃあ「初音ミク ProjectDIVA」が売れると、次はPS3か? いやいや360じゃない? なんて言ってると、何故か「次はアーケードだ!」と、誰もが首をひねる事を口走る。
任天堂単体だと「Wii Sports Resort」になり(アーチェリーおもろい)、任天堂とセガが組むと「マリオ&ソニック オリンピック」になるが(今でも2人が肩を並べるのが信じられない)、セガ単体で作ると「珍スポーツ」になってしまう。
きっとね、ユーザーのことなんて考えてないんですよ、あの会社は。後先も収益もユーザーの期待も何も考えずに、自分たちの作りたいものだけを作り続けてるんですから。だからセガにユーザー側から期待してはダメ。ヤボってもんです。若い子たちはドリームキャスト以前のセガを知らないから、たまたま当たったソフトについて変な期待をするのかもしれませんが、そんな企業じゃないことに早く気づいてほしいですね。
_ 「セガだから」ほんと、この一言だけなんですよ。だからこそ、突然出てくる驚きのゲームもあるわけで、従って私たちはセガフリークをやめられないんですけどね。