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さらしものな日記

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2006-01-17 [J] 「青空がすてき。」「……ところによって血の雨がふるでしょう。」

_ とっくの昔に明けまして、ええ明けまして、それはもうおめでとうございました。

大体、あの頃神戸市民やった人間が、今日という日をこんないい加減に過ごしてもいいものか…

_ さて、新春早々(?)読んだのが「人類ネコ科」。またとーとつな話ですが。

うーん、青春の一冊。世の中にあまたあるバイブル漫画の中でも、しっかりと抑えておきたい作品。

今でもこういう由緒正しいラブコメディは少年漫画雑誌の一角を占めているんでしょうね? なんか、殴り合いマンガばかりで、この手のジャンルが絶滅しそうで怖いです。そりゃあケンカもあるにはあるけど、そんなのただのスパイスですよ、「ネコ科」じゃ。

ふむふむ… 舞奈ちゃんの家出は1986年夏か。はぁ。思わずため息をついてしまいました。遠い日の出来事が甦る。暑かったなぁ、道場…

_ そう、「みんなの部活」は、多少の経験を踏まえた上での、正しい「ジャストミート」へのオマージュというのが基本なのですが(これ、昔よく「嘘つき」と言われたけど、ホントなのです。まだ見ぬ最終話だって、ちゃんとオマージュな内容にする予定なんですから、って、それ書くの何時やねん?)、多分に「ネコ科」の影響も受けてるよなぁ、と、あらためて思います。あ、「ジャストミート」も面白いから読んでね。ちょっと下品だったりするけど。二年生編は読まない方がいいかもしれないけど。

_ いえね、ふと「もしかして「みんなの部活」って、目一杯パクリなのでは? いろいろ真似しているのでは?」と、今更ながらに思ったものですから。

で、よーく考えた結果ですが、きっとパクリではないはずです。「多分に影響を受けている」んです。うん、そう。影響を受けるのは仕方の無いことなんです。すごく言い訳がましいですが、はっきり言って言い訳です。でも、何度でも書いてやる! 「多分に影響を受けている」んです!

…ってのは、うまく言えませんが、自分の持っているキャラクターないしはストーリーが、その作品にどうしても多少は引っ張られてしまうような感じではないでしょうか? もっと直接的に言えば、圭太やじゅん君、麗ちゃん、あんずにしいちゃんは、多分に北斗や舞奈ちゃん、修坊にあっちゃん、4人の関係のあの「雰囲気」を持ち合わせている、いや、持ち合わせたいとは思っていました。でも、紛れも無く、私のお話の中の登場人物だと、胸を張って言えると思い… まてよ、じゅん君は怪しいなぁ。リーゼントだし。名古屋弁は使ってないから大丈夫だとは思うけど…

でもって、「オマージュ」は元の作品への憧れを目一杯詰め込んだ作品の事じゃないでしょうか? 上記の通り、私は「ジャストミート」への憧れは多分に持っています。それは、部活動をみんなが「自分勝手に楽しむ」というところにあります。嫌な事や辛い事はほとんどせず、皆が皆「目立つ」事だけしか考えていない、あの凄まじいパワーに今でも憧れます(あ、監督は違うか)。圭太達は自分達だけでやりたいようにやってるわけで、それがたまたま弓道部になったというだけのことなんです。要は「5人で何かを楽しむ」ということをさせたかったんです。

それでも、圭太は、ホクちゃんでも二三矢くんでもなく、私の中では「今ひとつ冴えない野球部くずれの普通の『モテない』男の子」です。麗ちゃんとあんずは守山&あっちゃんよりもくっつき具合は弱いですし、夏の甲子園優勝どころか、あんずの実力を持ってしても、市の大会で3位にすら入ってません。

そうなんです。私には私の、描きたい時や場所、書き留めたい出来事、愛すべき人達を、下手は下手なりにも、形にしたくてうずうずしているのです。

だから、その結果あちこち似てしまうのも致し方ないとは思いますが、間違っても「パクリ=憧れの作品と同じような内容のモノを書く」ということはあり得ないと思うのですが。

という結論でOK?

_ そうそう、この前、とある作品のパロディマンガというのをチラッと読みましたが、やっぱり「パロディ」という言葉の使い方を間違っているのではないかと。「パロディ」って、元ネタがあって、その元ネタに愛情を持って面白おかしく毒づく事じゃないかと思うのですが。最近のパロディは「元ネタのキャラクターをそのまま使って、作品に繋がることの出来る普通のストーリー」や、「元ネタのキャラクターが、元ネタと違う人とカップルになる話」を書く事を言うんでしょうか? これは「サイドストーリー」とか「アナザーストーリー」とか言うんじゃないんですか? 特に笑える話ではなかったのですが、それでもパロディと言うでしょうか… V13へなちょこストーリーダイジェストは元ネタ(V13)だけ知ってれば少しは笑えると思うから、パロディって言えるはずだったんだけどなぁ… ああ、そうか、皆さん愛想笑いだったりして。とほほ。


2006-01-23 [J] 株は天下の回りもの? それとも企業への愛情表現?

_ 今日書くことは、自分の意見・考えじゃない箇所も多々あるかと思います。あちこちのニュースや掲示板を観た後で書いてることなので。でも何か書きたかったんです、何となく、株について。

_ 今日の夜のニュースは「ライブドア堀江社長逮捕」一色でしたね。

株や経済には疎いので、細かい内容は今ひとつわかってませんが、誰が見ても真っ黒な容疑から、微妙なグレーゾーンを巧みに利用した容疑まで、何だか色々と問題がありそうですね。とすると、法整備の遅れなんてのもあるかもしれません。ホリエモンを応援した自民党の議員達、あんたら大勝したんだから、スピーディに法案通せるんでしょ? だったらさっさと法整備しなさい(政治家には偉そうな私。私達は血税を払っているのだから、その分奴らをこき使うべきなのだという事を忘れてはいけない。こき使われるのが嫌なら政治家なんかになるな)。

_ おっと、しょっぱなから、かなり脱線してしまいました。

で、多分ライブドアがこのまま倒れるということもないでしょうが、一時的にでも上場廃止になったら、株を自由に売買することが難しくなるとのことで、一攫千金を狙ってた方々にはちと厳しい状況なんでしょうね。「値が下がるから売りたい」というのは、きっと誰もが思う当たり前のことでしょう。でも「買い手が無ければ売れない」という、こちらも実に簡単で当たり前の論理が、今のライブドアの株主にはわからないのでしょうか? RPGの雑貨屋じゃないんだから、持ってるものを全部無条件で買い取ってくれるなんてことあるはずないのに。少なくとも私なんかよりは株式市場の事をよく知っているはずだと思うんですがねぇ… 誰が今日現在のライブドア株を張り切って大量購入しようと思うでしょうか? 売りたいと思う方がたくさんいるのですから、大多数の方は買いたくはないでしょう。中には「今がチャンス!」と思うライブドアファンもいるかもしれませんが、変わり者は少数だからこそフツーの人から見て「変わり者」なんでしょうね。数は決して多くはないでしょう。えーえー、賠償請求訴訟は株主とライブドア間でやればいいことですよね。私なんかの知ったこっちゃありません。でも、高値の時はいい思いをしたんじゃないのかなぁ… 安くなったから賠償請求ってのもなぁ… オウンリスクってことじゃないのかなぁ…

大株主のフジテレビもどう思っているんでしょう? 業務提携やらなんやらをスパッと断ち切るチャンスだから「してやったり」でしょうか? それともやっぱり、不良債権化に向けて突っ走る大量のライブドア株に「冷や汗たっぷり」でしょうか? 他の局が報道特番/レギュラーニュース番組で大騒ぎする中、「西遊記」や「SMAPxSMAP」を放送している場合なんでしょうかね? まあどうでもいいんですけど。

_ えっと、とーとつですが、うちの親父は、昔から「株を買ったら世の中がわかる」と言っていました。それに「株のお楽しみは配当だ」とも言っていました。幼い頃は何を言っているのかよくわかりませんでした。配当?の阪神電鉄の切符を使うためにわざわざ他の私鉄やJRを乗り継いでいくことのどこが楽しみなのか、と、不思議な感覚でいっぱいでした。

でもって、やっとこさ入学出来たとある短大の電子工学部(まだ情報工学部というカテゴリは世間的にはそんなに多くなかったんですねぇ、当時)在籍中、一回生の教養課程のほとんどオマケで受講していた「経済学」の講義で、教授が「株は本来、企業、活動、製品やサービスに魅力を感じ、より良いものを産み出す企業活動の手助けをするために購入するものである。上がりそうだから買う、下がりそうだから売る、というものではない」とおっしゃったあと、胸を張って「紙切れになっても手放さないものだ」とおっしゃっていたのを聞いて、それ経済学なのか? と思いつつも、本当に目からウロコが落ちました。この時に、親父の言葉も何となくわかったような気がします。

というわけで、株についての私の見解は、親父と教授の言葉が全てです。やっぱり全然自分の意見じゃありませんね、はい。

_ 今回も、ふと思い出したのはそれらの言葉です。こーゆー目でニュースを観ていたわけです。

「その企業に惚れ込んだから株を買う」「株は生涯世間と関われる良い手段」個人投資としては、それが至極真っ当な話なんだよなあ、と、しみじみ思ってしまいました。

_ かく言う私は、「面倒臭そうだから銀行預金の方が楽」「絶対損をするに決まってる」「お金は食える分だけあればいい」等々、いろんな理由で、マネーゲーム的な株購入には手を出していませんが、いつかお金に余裕ができ、もし応援したくなる会社が現れたら、私も一株乗ってみようかな、とは思います。そしてその株については、あればラッキーな配当だけを楽しみに、赤字覚悟で二度と手放さず、むしろ墓場まで持っていく覚悟です。

というわけで、まだまだ株になんて手を出せず、経済には疎いままの幼稚な30代が続きそうです。

_ ちなみに、うちの親父は生粋の「ジャイアンツファン」なんだけどなぁ… 何でいつまでも「阪神電鉄」の株なんか持ってるのかなぁ… 別にそんなんでもいいのかなぁ… やっぱりよーわかりません。


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