_ 関係ないですが、「俺」って漢字、今度常用漢字になるそうで。ふーん、常用なのか… 何が常用なのかよくわかりませんが。
_ 佐渡川準先生の新作「PUNISHER」、もう単行本が出てたんですね! それも2冊同時に!
そうか、今回はファンタジーですか。いいと思いますよ? 筆の走り具合や、あおり文句「構想10年!」からして、前から描きたかったんでしょうね、きっと。どーぞどーぞ、お気の済むまで。
_ で、こういう冒険モノは、下手すると主人公と出会った名前つきの登場人物は、素性もよくわからないまま次々と仲間になったりする場合があるのですが、2巻の終わりの時点でまだふたり、ってのは、キャラを一人ひとり大事にされる先生ならではの展開ですよね。アルトもミルキィも、性格・行動パターン・心理状態などが、話の前後でぶれたりすることなくじっくりと描かれていますし、他の名前つきキャラもちゃんと存在する理由があるようですから、使い捨てで忘れられることもなさそうです。もしこれらの予想・期待が正しければ、日本ファルコムのRPG「ZWEI!!」よろしく、最後までふたりで、ってのもいいもんです、はい。
(ひどいのあるじゃないですか。1巻ですでに5〜6人のパーティーになって、誰が誰やらわからないうちに敵も味方もどんどん登場人物が増えて、後から後から思いついたままキャラの後付設定を増やしていくってパターンが。いちいち作品名を挙げたりはしませんが、腹くくって最初からきちんと考えておきなさいよ、まったく…)
_ 破綻を来たさない様に手探りしながらじっくりと話を進めているようなスタンスにもみえるので、下手すりゃとっても長い物語になりそうですが、風呂敷をきちんとたためる作家さんだということは「無敵看板娘」で証明済みなので、むしろ現在のまだ慎重な進行具合からどこまで風呂敷を広げていくのかが楽しみです。
_ カマキリと言えば、曽田正人先生の「シャカリキ!」のあとがきを思い出してしまう(あの話も強烈でしたねぇ)かわはたでした。頑張れ太田さん!