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さらしものな日記

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2007-05-25 [J] 何回目でしょうかね、「紅の豚」を観たのは…

_ この映画で、いつも感動するのは「ピッコロおやじの身内の女性だけで設計から製造まで飛行艇を一機造り上げてしまう」こと。

女性だからって、関係ない。お年寄りや子供だからって、関係ない。出来ることは出来るし、正しいことは正しい。いいことはいい。何でもそう。もっともっと根本的な部分で物事を評価・判断しなければいけない。

何故か、この映画を観るたびに、そして、このシーンに出くわすたびに、三流技術者としての自分の、戒めとなってしまう。

何度観ても必ず、同じように心が「感」じて「動」かされてしまう、不思議なシーン…

_ と、堅苦しさをちょっと脇に置いといて。いやぁ、地デジの迫力は凄まじいですね。青い空、淡い海、高い雲、何もかもがくっきりはっきり地中海クオリティ、それが(個人的にですが)初めてのハイビジョン画質!

航空力学と実機の運動性能にきちんと準じた丁寧な飛行艇の挙動、能力に応じて自在に伸びる飛行機雲、ジーナの魅力とフィオの魅力、むさいおっさん達(笑)まで、綺麗だなぁ。迫力だなぁ。やっぱり地デジはいいなぁ。

音に話題を移しても、例の決めゼリフや人生がもうちょっと複雑なオヤジ達の世間話、老いも若いもほぼ一貫したシブい声質と演技(メインキャストでは一人だけ明らかに違いますけどね)、そして、一台一台とても丁寧に違いを際立たせる、古き良きエンジン達の声! 最近のテレビは標準スピーカーだけでも臨場感たっぷりですねぇ。ポルコの豪快な高笑いも忠実に再現!

_ 大人が観ても味わい深いストーリー、子供が観ても楽しめる飛行シーン。今までのジブリ作品の中でも、最もこの2種類の要求がきちんと両立していると、いつも思ってしまいます。

作品の匂いが近いのは「ハウルの動く城」かな? あまり評判良くなかったみたいだけど。違う? 「能力のある」男が信念に基づいて「逃げ回る」ってのは、一粒で二度うらやましい、という感じ。ああ、おっさん分が少なかったかなぁ。

_ とにもかくにも、今回もきっちり堪能しました。やっぱり何回見てもいいんだなぁ。でも、録画はしないし、DVDも買いません。だって、忘れた頃にまた必ず放送されるから、それもこれからはDVD以上の高画質・高音質で(笑)。次の放送もやっぱり観てしまうんでしょうねぇ、多分。

あ、でも、DVDは英語とかフランス語とか入ってるんでしたっけ。うーん、一回は聴いてみたいかも。もちろん、言葉の意味はわからないでしょうけどね。

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