銀河漂流バイファム
私家版追加シナリオ集
第21.7話
<アバンタイトル>
クレア 「どうしたの?」
スコット「どうもこうも、見てくれよ! このブリッジの有様を!!」
カチュア「ちょ、ちょっと、ボギー!?」
ボギー <<カウントダウンに入ります。10、9、…>>
ペンチ 「フレッドの馬鹿ぁ!」
フレッド「ペンチのわからず屋!」
マキ 「もういや! あーん、誰か助けてぇっ!!」
<オープニング>
「はろーばいふぁむ」でお願いします。
<Aパート>
[ナレーション]
スコット「まったくもって、大変な事になってしまった! 僕達が
遊んでいる間に、敵が攻めてきたんだ! ジェイナスの
あちこちに散らばったみんなとは、なかなか連絡が取れ
ないし、ロディやバーツが格納庫へ向かった様子もない。
今はまだ警戒区域外だけど、こんな中で本格的に攻めて
来たら、一体どうすればいいんだっ!?」
戦い終わって陽が暮れて
勝利は君の手に!
[ブリッジ]
ボギー 「競技は続行中。各自、第三チェックポイントへ向かって
ください」
スコット「各自チェックポイントにって… どういうことだ?」
ボギー 「第三チェックポイントは、ジェイナスの各砲座です」
スコット「はぁ? なんでそんなところが?」
カチュア<<あの、キャプテン?>>
スコット「何? カチュア、リタイア? え? ウェアパペットを
着込んでるって? どうして? いや、ちょうどいい!
そのまま格納庫へ行ってくれ! スタンバイだけだから
心配しないで」
カチュア<<ちょっと、キャプテン?>>
スコット「さて、彼女はこれでいいとして、みんなどこにいるんだ!?
え? もう砲座にいるって?」
[砲座×6]
シャロン「よっと」
フレッド「あれ? カチュアが格納庫へ?」
ケンツ 「何だよ! それじゃ俺も行っていいんだな?」
ペンチ 「駄目よぉ! カチュアはリタイアしたんだから」
マキ 「ちぇっ、アタイもパペットファイターで出たかったなぁ」
ケンツ 「カタいこというなよ、な?」
ジミー 「や、やっと、来られた…」
ケンツ 「お前相変わらずだなぁ?」
マキ 「間にあっただけでも上等だよ」
ケンツ 「でもよぉ、これのどこがチェックポイントなんだ!?」
シャロン「撃ち合いでもやんのか? ンクククッ!」
フレッド「そんなわけないだろ!」
ペンチ 「そうよ! そんな怖いこと言わないで! …あっ!?」
[トレーニングルーム]
バーツ 「はぁ、はぁ、はぁ…」
ロディ 「ま、まだ、15km、過ぎた、ところ、だ…」
バーツ 「へへっ、俺、なんか、17km、越えて、る、ぜ…」
ロディ 「そ、それにしても…」
バーツ 「俺達、だけに、なっちまった、なぁ…」
クレア 「やったぁ!」
ロディ・バーツ「へ?」
クレア 「あたし、やったわ!」
ロディ 「どうして、戻って、きたの?」
バーツ 「それに、何、言ってんだ、クレア?」
クレア 「な・い・しょ!! じゃあね!?」
ロディ 「…行っ、ちゃった」
バーツ 「よく、わかん、ねえな…?」
[ブリッジ]
クレア 「ねえ、スコット! あのね… あれ?」
スコット「何だってんだい、まったく… 僕なんかてんで無視して、
みんなで勝手に競技してさ、みんなで勝手に戦闘配置に
ついてさ、みんなで勝手に…」
クレア 「どうしたの?」
スコット「どうもこうも、見てくれよ! このブリッジの有様を!!」
クレア 「あら?」
マルロ 「さげんこーほーよりてききえいかくにん!」
ルチーナ「ケンツおにいちゃん、さげんこーほーじょうげかく20、
わかる?」
ケンツ 「嘘ついてんじゃねーよ! ちゃんと見て言ってんのか!?」
スコット「いくら人材不足って言っても、これじゃあ…」
クレア 「ディスコ”ジェイナス”の時以来よね? またやっても
いいかしら、あれ?」
スコット「クレア… 君 一体何言ってんの?」
ルチーナ「ちゃんとみていってるもん! ねぇ、マルロ?」
マルロ 「そーだよ? ケンツにーちゃんのほうこそちゃんとみて
いってんの!?」
ケンツ 「わーったよ! 撃ちゃいーんだな、撃ちゃ! えいっ!」
スコット「あ! ん? えーっ!?」
ルチーナ「ほら! てききえいしょうめつかくにん!」
マルロ 「さすがルチーナだね! せんとーはいびはかいじょ!
いじょう!」
スコット「は、はぁ…」
マルロ 「ああおわった! ルチーナ、おやつたべよ!」
ルチーナ「うん! でもマルロ、てききえいってなによ?」
マルロ 「さぁ、ぼくしーらないっ!」
クレア 「スコットもかたなしね? 本当にディスコ”ジェイナス”
を再開しましょうか?」
スコット「まったく、どうなってるんだ… あれ? クレア、機嫌
直ったの?」
クレア 「え、ま、まあね? おほほ…!」
スコット「何か変だなぁ… へっ?」
ボギー 「これより障害物競争を再開します。フェーズ6へ移行。
ターゲット・ブイ射出します」
スコット・クレア「は?」
[砲座×6]
ケンツ 「な、何だなんだ!?」
マキ 「ターゲット・ブイじゃないの?」
ケンツ 「んーなのはわかってるよ!」
フレッド「そうか! きっとあれを狙うんだ!」
ペンチ 「そうなんですか? スコットさん?」
スコット<<ちょっと待って… どうやらそうみたいだ>>
シャロン「このっ、このっ!!」
スコット<<よく見て当てろよ! 狙うターゲット・ブイは…>>
ケンツ 「よっしゃあ! 一個当てたからいいんだろ!?」
スコット<<ちょ、ちょっと待て! ケンツ!?>>
ケンツ 「おっ先ぃ!」
マキ 「アタイだって負けないからねっ!! それっ!」
フレッド「ぎゃあっ!!」
マキ 「え?」
フレッド「ペ、ペンチ…!?」
ペンチ 「あらごめんなさいブイがそっちに行ったから」
マキ 「おどかさないでよ? アタイがやったのかと…」
フレッド「そうだよね? ペンチはこんなことしないもんね?」
マキ 「え? あの、その、こっちに向けないで!」
フレッド「そんなつもりじゃないよ。それに邪魔したって無駄だよ!」
マキ 「ちょ、ちょっとぉ!? アタイこそ、そんなつもりじゃ
ないよぉ!」
ペンチ 「マキは関係ないから引っ込んでてちょうだい!」
マキ 「引っ込めって、言われても…」
[トレーニングルーム]
バーツ 「へ、へへっ、やっと、終わった、ぜ…」
ロディ 「な、なにを、こっち、だって…」
バーツ 「そういえば、戦闘準備が、どうとか…」
ロディ 「じゃ、じゃあ、とりあえず、格納庫へ…」
バーツ 「お、おい、ロディ、寄りかかって、くんな! マキとか、
クレアとか、なら、いざしらず…」
ロディ 「バーツ、こそ、もたれかかって、くるなよ?」
バーツ 「…ここは、共同戦線を、張ろう?」
ロディ 「…そうだな、バーツ。早く、格納庫へ…」
[格納庫]
カチュア「もう、一体どうなってるの!? なんだか蒸れてきたし、
いい加減外に出たいわっ!!」
ボギー <<了解。射出準備>>
カチュア「ちょ、ちょっと、ボギー!?」
ボギー <<カウントダウンに入ります。10、9、…>>
カチュア「きゃーっ!」
[ブリッジ]
スコット「ん? 今カチュアの声が聞こえたような…」
クレア 「スコット、あれ見て!?」
スコット「な、なんだ!? パペットファイター?」
カチュア<<あ、スコットさん、助けてください!>>
スコット「だって、君、リタイアしたんじゃ…」
カチュア<<キャプテンがスタンバイしていろって>>
スコット「そんなこと言ったっけ?」
クレア 「さすがは若年寄ね?」
スコット「ひどいなぁ! 僕は最年長者なだけだぞ!」
カチュア<<…あの、聞いてくれてます?>>
スコット「あ、ああ、ちゃんと聞いてるよ」
カチュア<<それで、外に出たいって言ったらボギーが勘違いして>>
スコット「そりゃしょうがないなぁ。今みんながターゲットブイを
打ち落とす競技を行なってるから、気をつけてね!」
カチュア<<もうっ! キャプテンの馬鹿っ!>>
[砲座×3&宇宙空間]
ペンチ 「だってそうでしょう! 昨日カップケーキ作ったなんて、
一言も言ってくれなかったじゃない!」
フレッド「それは謝るよ! だけど…」
ペンチ 「どうせ独り占めしようとしてたんでしょう!?」
マキ 「あ、あのね、ペンチ… うわっ!!」
フレッド「別に自分一人で食べようとしたわけじゃないよぉ!」
ペンチ 「じゃあどうしてケンツや… シャロンなんかと!?」
フレッド「誰と作ったっていいじゃないか!」
マキ 「だからこっちに向けて撃たないでってばぁ!!」
ペンチ 「フレッドの馬鹿ぁ!」
フレッド「ペンチのわからず屋!」
マキ 「もういや! あーん、誰か助けてぇっ!!」
カチュア<<それは私の台詞よっ!!>>
マキ 「ああっ、カチュア、そっちは危ないってば!」
<アイキャッチ>
こたつに入ってみかんを食べているフレッド。
向かい合ってみかんを食べるペンチ。
ちょっとずつ寄り添う二人。
ちょっとずつ、ちょっとずつ…
<Bパート>
[廊下]
ロディ 「もうすぐ格納庫だな?」
バーツ 「ああ、戦況はどうなってんだ… ん? マキ?」
マキ 「バーツ、ロディも!ちょうどいいところに来た!」
バーツ 「はぁ? いいところ?」
マキ 「あのね、フレッドとペンチが…」
ロディ 「そんなことより戦況は!?」
マキ 「戦況? そんなもんケンツの一撃で終わったけど?」
ロディ・バーツ「ええっ!?」
マキ 「障害物競争も優勝が決まったんだけど、知らなかった?」
[砲座(フレッド側)]
ロディ 「やめろ、フレッド!」
フレッド「兄さんには関係ないでしょ!?」
ロディ 「落ち着け、もう終わったんだ!」
フレッド「だって、だって!」
ロディ 「お前、一体何頭に来てるんだ?」
フレッド「そんなのどうでもいいじゃない!」
ロディ 「もう競技は終わってるんだぞ。それに、お前は俺達には
勝ったんだ。それでいいじゃないか?」
フレッド「それじゃあ意味がないんだよ! 兄さんに勝ったって、
カップケーキが手に入らなきゃ駄目なんだ!!」
ロディ 「…とにかく来い!」
[砲座(ペンチ側)]
マキ 「フレッドももうブリッジに行ったみたいだし、ペンチも
行こうよ、ね?」
バーツ 「そ、そうだぜ、ペンチ。競技も終わったらしいしさ?」
ペンチ 「私、どうかしてました…」
マキ 「あれ? やけに素直なような… どうしたのかな?」
バーツ 「いいんでないの? とにかくさ」
[ブリッジ]
スコット「…お疲れさん」
バーツ 「何すねてんだよスコット?」
ロディ 「だって、僕、とっても間抜けな役回りでさ、戦闘でも、
競技でも、全然目だってなくてさ、みんな勝手にやって
たしさ、僕なんて、僕なんて…」
バーツ 「ほんと、暗いなぁ、うちのキャップは… クレア?」
クレア 「うん。あなたはよく頑張ったわ、スコット!」
マキ 「そうだよ! やっぱりこういうきっちりした仕事はさ、
キャップじゃなきゃつとまらないんじゃないかな?」
スコット「そ、そうかなぁ? ほんとにそう思う? 参ったなぁ!」
バーツ 「くくっ、やっこさん、バカがつくくらい単純だぜ」
ロディ 「約束通り競技が終わるまで食べなかったしな?」
スコット「なんか言ったか?」
バーツ 「いやいや、なーんにも言ってませんよ、キャプテン殿」
スコット「…というわけで、障害物競争優勝はジミー=エリル君に
決定しました!」
一同 「わーっ! おめでとーっ! いーなー! ずるいぞっ!
私だって食べたかったのにぃ! あいつそんなに足速い
んだっけ? ケンツもかたなしだなぁ! あはは、違い
ない! なんだとぉ! 俺だって本気だしてりゃあなぁ!
だーめだめ、オマエだって足短いじゃん、ギャハハハッ!
第一違うブイを撃ったんでしょ? ああ、それじゃ駄目
だよ! だって自分の撃つブイが決まってたんだから!」
カチュア<<…あのぉ>>
ロディ 「ん? 何だ? 通信か?」
スコット「ああ、カチュアからだよ。どうしたの?」
カチュア<<…ビーム砲から逃げ回っていて、燃料が切れたんです!>>
スコット「回収だね? でも、もうちょっと待ってくれないか!?
今、表彰式を行なっているところだからさ!」
カチュア<<…私、キャプテン、嫌いです>>
ケンツ 「あーあ、俺が一番最初にブリッジに帰ってきたのになぁ!」
シャロン「ケンツ、まーだ言ってんのか? オマエがオレのブイを
間違えて撃ったのが悪いんじゃねーか、違うか?」
ケンツ 「うるせーんだよいちいち! しょーがねーだろ!」
シャロン「何だよ! オレだってオマエが間違ってなきゃあなぁ!!」
クレア 「二人ともやめなさい! 今はジミーの表彰式なんだから!」
スコット「えー、ジミー=エリル君、おめでとう!」
ジミー 「ぼ、僕…」
ケンツ 「いいんだって! お前が優勝したんだからさぁ! ちと
悔しい気はするけど…」
カチュア<<そうよ? そのカップケーキはあなたのものよ?>>
ロディ 「カチュアは、パペットファイターに乗っていても優しい
なぁ!」
カチュア<<そんな… って、助けてくださいーっ!!>>
フレッド「…負けちゃった」
ジミー 「フレッド…?」
[展望室]
フレッド「ペンチ、ごめん… あれ? ジミー!」
ジミー 「フレッド、これ、欲しいの?」
フレッド「い、いいよ。」
ジミー 「フレッドがこのケーキを欲しいわけ、教えて?」
フレッド「…ほんとにいいんだってば」
ジミー 「僕、あんまり好きじゃないんだ、カップケーキ。だから…」
フレッド「ほんと? でも…」
ジミー 「元々フレッド達が作ったんだし、それに、なんか…」
フレッド「なんか…?」
ジミー 「…なんか、フレッドが一番このケーキを欲しそうだった
から、最初っから…」
フレッド「ジミー… ごめん、あの、ね…」
[ブリッジ]
ロディ 「それにしても、何だかやけに俺達だけ厳しいハンディが
決められてた気がするんだけど、バーツ、どう思う?」
バーツ 「まったくだ。カチュアがどんなデータを入れたのか…
ちょっと見てみるか?」
ロディ 「…げっ!」
バーツ 「どうした、ロディ… げげっ!」
ロディ 「俺達、”24”歳になってるっ!」
バーツ 「パイロットって指定もあるぜ? 間違いじゃねーけど」
ロディ 「後はみんな子どもで指定されてる… そりゃ滅茶苦茶な
ハンディがつくのも当たり前だ」
バーツ 「兵隊さんと一緒にされちゃたまんないぜ! カチュアも
ひどいことするなぁ!?」
ロディ 「違う! 彼女にだってミスはあるさ!」
バーツ 「案外意図的かもよ?」
ロディ 「いーや、ミスに決まってるさ、絶対に!」
バーツ 「へいへい。それより俺、少し寝るわ」
ロディ 「そうだな、俺も…」
[女子の部屋]
マキ 「あーあ、くたびれた!」
クレア 「ほんとね。あれ、ペンチ? 元気がないわね?」
ペンチ 「…」
マキ 「あのカップケーキが欲しかったの? 確かにおいしそう
だったもんね、あれ! ケンツが作ったんじゃなければ、
100%なんだけど」
クレア 「また作ればいいわよ? 今度はあたし達だけでこっそり
お菓子を作りましょうか?」
マキ 「いいね! 多分材料くらいはなんとかなるんじゃない?
あとはアタイ達の腕、かなぁ? ケンツ達より上だとは
思うけど!」
クレア 「そうね!」
ペンチ 「…」
マキ 「…ね、ねえ、クレア、随分嬉しそうだね?」
クレア 「そりゃそうよ! だって…」
マキ 「何? もったいぶらずに教えてよ!」
クレア 「久しぶりにお通じがあったの! 体が軽くなった気分!」
マキ 「な〜るほど。あ、それでキャップがカップケーキを食べ
たのに怒ったんだね?」
クレア 「当たり前じゃない! 私が苦しんでいる時に、自分だけ
そんなおいしいもの食べてるんだもん、頭に来ちゃった!」
マキ 「そうだね! お通じ悪いと大変だもんね。でも、障害物
競争でそれが直ったってわけ?」
クレア 「トレーニングルームの競技が効いたみたいなの! また
お通じが悪くなったらお世話になろうかなぁ?」
マキ 「あははっ! そうだね、ウェイトコントロールにもいい
と思うしね?」
クレア 「マキったら、ひどーい!」
マキ 「ごめんごめーん! あはは… あれ? 誰が来てるの?」
クレア 「はーい、誰… あれ? あ、うん、いるわよ? ペンチ?」
ペンチ 「は、はい?」
[落書き専用廊下]
ルチーナ「こんかいはばっちりかつやくしたわね?」
マルロ 「うん。ぼくたちやっぱりさくしゃからすかれてたんだね?」
ルチーナ「でもケンツおにいちゃん、あたしのいうこときいてくれ
ないんだもん!」
マルロ 「ひどいよね? ちゃんといってるのに」
ルチーナ「ケンツおにいちゃんももっとしっかりしてくれなきゃ!」
マルロ 「ほんとだね。じゃあおやつたべようか?」
ルチーナ「わーい! はんぶんこね?」
マルロ 「きのうからこっそりとっておいたんだよ? だからぼく
のほうがちょっとおおくていいよね?」
ルチーナ「そんなのだめよ! あたしだってかくしてたんだから!」
マルロ 「ずるいよルチーナ! ぼくがさきにみつけたのに!?」
ルチーナ「でもかくさなきゃいけないっていったのはあたしだもん!」
マルロ 「なんだよこのまえおねしょしたくせに!」
ルチーナ「あんたねぇれでぃのまえでなんてこというのよ!」
マルロ 「だってほんとうのことじゃないか!」
ルチーナ「いいわよもう。わけてくれないならあたしマルロのこと
きらいになるから!」
マルロ 「うーん、それじゃあやっぱりはんぶんこだね?」
ルチーナ「そんなのあたりまえじゃない!!」
マルロ 「でもだれかなぁ、このカップケーキつくったの!?」
ルチーナ「クレアおねえちゃんとかじゃないのかなぁ!?」
[廊下]
ペンチ 「何よ、こんなところに呼び出して…」
フレッド「あ、あのさ、ペンチ?」
ペンチ 「だから何よ?」
フレッド「はい、これ!」
ペンチ 「?」
フレッド「ジミーから、もらってきたんだ。あげるよ、ペンチ」
ペンチ 「フレッド…!?」
フレッド「ほら、エプロン作ってくれたでしょ? そのお礼にって
思って作ったんだ、このカップケーキ」
ペンチ 「そうだったの… でも、私に隠して…」
フレッド「だって、クレアやマキに聞いたら絶対ペンチに見つかる
と思ったから、昨日食事当番だったケンツと、ついでに
シャロンの3人で作ったんだ。でも、失敗続きで、結局
最後の3個しか上手に作れなかったんだ」
ペンチ 「…」
フレッド「驚かせたかったんだ、ペンチを。でも、むちゃくちゃな
結果になっちゃったね。ジミーが優勝したのにケーキを
譲ってもらっちゃったし… 本当は自分の力で取り戻し
たかったんだけど…」
ペンチ 「…ううん、そんなことないわ! ありがとう、フレッド!」
フレッド「ペンチ!」
ペンチ 「半分こしましょ! そうだわ! お茶入れるから!」
フレッド「あ、僕が入れるよ!」
[ナレーション]
スコット「結局、丸くおさまったことになるんだろうか? 何だか
今一つな結果だと思うのは僕だけなのか? ま、いいか。
こうしてみんながさらに一つにまとまっていくのだから!」
バーツ 「なんか難しいこといってるぞ?」
ロディ 「ほんと。他人の苦労も知らないでさ」
スコット「うむ、コホン。とにかく、これからさらに辛く険しい旅
が続くけど、くじけずに、みんなで力をあわせて困難を
乗り越えていかなければならない!」
カチュア<<本当に、ほ・ん・と・う・に、くだらないオチだわ…>>
スコット「それだけは言わないようにしてたのに… あれ? もしか
して、まだ飛んでたの、カチュア?」
<次回予告>
食事当番は誰だ!?
<エンディング>
「ねばーぎぶあっぷ」を準備してください。
<前回の話へ>
<追加シナリオ集ページへ>
<追加シナリオ集リストページへ>
<「生存確率0.29%」フロントページへ>