<笹の葉さらさら>
ルチーナ「ねえマルロ、タナバタってなに?」
マルロ 「え? うーんと、えーっと… さくしゃのなまえかな?」
ルチーナ「それはかわはたでしょ?」
マルロ 「そっか… ぼくタナバタなんてし〜らない」
ルチーナ「クレアおねえちゃんにきいてみよう!」
マルロ 「うん! そうしよう!」
クレア 「え? タナバタ?」
マルロ 「そう、タナバタ!」
ルチーナ「しらない?」
クレア 「さぁ… ちょっとわからないわね。ペンチに聞いてみたらどうかしら?」
マルロ・ルチーナ「うん!」
ペンチ 「タナバタ… 食べ物か何かかしら? フレッドは知ってる?」
フレッド「ペンチの知らないことは僕もしらないよ」
ペンチ 「カチュアなら知ってるかもしれないわ? そう思わない?」
フレッド「僕もそう思うよ!」
ペンチ 「私も調べてみるから、ね?」
マルロ・ルチーナ「うん…」
(以下、カチュア・ジミー・ケンツ・バーツ・マキ・ロディ・スコットと渡り歩く二人)
シャロン「んーなのオレが知るわきゃねーだろ!?」
マルロ 「…」
ルチーナ「…」
マルロ 「だ〜れもしらないんだ」
ルチーナ「しられちゃいけないのかなぁ?」
マルロ 「つまんないの」
ルチーナ「ねえ、しらべて!」
シャロン「えっ? お、オレがぁ!?」
マルロ 「そうだよ、しらべてよ!」
ルチーナ「しらべてしらべてしらべて!」
シャロン「…しょうがねぇな、いっちょ調べてやっか。とはいえ、オレあんまり本読みたくねーな」
ペンチ 「あら、シャロン? 珍しいわね、ライブラリールームに来るなんて」
シャロン「こいつらうるせーんだ。タナボタタナボタって…」
マルロ 「ちがうよ! タナバタ!」
ペンチ 「あ、それなら私も今調べてたのよ? フレッド、さっきの本はまだ?」
フレッド「ちょっと待ってよペンチ。これ、重いんだから…」
シャロン「な〜んだ、別にオレが調べる必要ないジャン。じゃーな」
マルロ 「だめ! いっしょにさがすの!!」
シャロン「なんでだよ… わーったよ。調べる調べる! えーっと…」
ペンチ 「あったわ! ほら」
ルチーナ「ほんと!?」
マルロ 「はやくおしえてよ!」
ペンチ 「チャイニーズの星の伝説… 織女(ベガ)と牽牛(アルタイル)の恋物語なんですって!」
フレッド「この本には裁縫が上達するようお願いするお祭りって書いてあるよ?」
シャロン「え? こっちには笹竹に願い事を書いた短冊をかけると、その願いが叶うって…」
ペンチ 「たなばた神… ジャパニーズの神様のことだって。なんか今までの話と全然違う」
フレッド「ねむり流し… 伝統行事の一つ…」
シャロン「天女の羽衣伝説? こんなのもあるのか?」
マルロ 「ねぇ、けっきょくなんなの?」
シャロン「わかんねーよ、これじゃあ。とにかく、お祭りなんじゃねーの?」
ルチーナ「そっか! おまつりかぁ!」
マルロ 「わーい! おまつりおまつりっ!!」
ペンチ 「そういえば… ねえ、あなたたち、どこでタナバタなんて言葉を知ったの?」
ルチーナ「だって、えほんにかいてあったんだもん!」
シャロン・フレッド・ペンチ「…」
<異聞・七夕伝説>
ロディ 「そんな! 俺達と一緒に地球へ行くって…」
カチュア「必ず会えるわ! だから私、さよならは言わない…」
バーツ 「てなわけで、織姫と牽牛は離れ離れになったってわけだ」
マキ 「でも、タナバタの今日は、二人が年に一回会える日なんだよ?」
ルチーナ「ふぅん、そっか! すてきなおはなしね!」
マルロ 「じゃあきょうはふたりがあえたんだね?」
バーツ 「いや、それが…」
マキ 「会うには会ってるんだろうけどねぇ…」
カチュア「ロディ! お話がありますっ!」
ロディ 「やあ、久しぶり… ど、どうしたんだ、カチュア?」
カチュア「自分の胸に手を当てて、よ〜く考えて。何かやましい事、ない?」
ロディ 「そ、そんなこと、あるかなぁ…」
カチュア「リンダって、誰?」
ロディ 「ギクッ! あ、いや、こっちの知り合い、そう! ただの知り合いだよ」
カチュア「ふぅん… ロディって、ただのお知り合いの女の子と二人だけで一晩過ごすの!?」
ロディ 「ま、まずい… どうしてバレたんだ… まさか作者のやつ…」
カチュア「ロディ!?」
ロディ 「は、はい! ごめん!(何も悪い事してないのに…)」
バーツ 「てなわけで、必ずしも一年に一度会えればいいってわけじゃないらしいぜ?」
マキ 「大変だね、あちらさんも」
マルロ・ルチーナ「…よくわかんない」
終わり